Archive for the ‘自律神経失調症’ Category

自律神経失調症と鍼治療の関係

2023-10-20

自律神経失調症(ANS)は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、体内の機能が正しく調整されない状態を指します。症状には心拍数の乱れ、血圧の変動、体温の調整障害、消化器系の不調、不眠症、疲労感などが含まれます。ANSは自律神経系に影響を及ぼす要因によって引き起こされ、ストレス、不規則な生活習慣、炎症、疾患、または遺伝的要因が関与していることがあります。

 

鍼治療は、このような自律神経失調症の改善に役立つ非侵襲的なアプローチの一つです。以下に、鍼治療が自律神経失調症を改善する仕組みや効果について1500文字で説明します。

 

自律神経失調症の鍼治療は、古代中国から始まった伝統的な医療技術で、今日でも広く利用されています。鍼治療は、体に細い針を刺すことで、特定の経絡やツボにアクセスし、体のエネルギーの流れを調整し、自己治癒力を促進することを目的としています。このアプローチは、神経系、内分泌系、免疫系に影響を及ぼし、体の調和を取り戻す手助けをします。

 

まず、鍼治療が自律神経失調症にどのように影響を与えるかを理解するために、交感神経と副交感神経の役割について考えてみましょう。交感神経は「戦闘または逃走」モードとして知られ、ストレス時に活性化され、心拍数を増加させ、血圧を上昇させ、エネルギー供給を増やします。一方、副交感神経は「リラックスと修復」モードで、安静時に活性化され、心拍数を減少させ、消化を促進し、エネルギーを保存します。

 

自律神経失調症の患者は、これらのモードのバランスが崩れ、交感神経が支配的になり、慢性的なストレス状態にあることがあります。鍼治療は、このバランスを調整し、副交感神経の活性化を促進するのに役立ちます。

 

鍼治療の一環として使用される鍼は、特定の経絡やツボに刺激を与え、神経系の情報伝達を調整します。これにより、交感神経の活性化を抑え、副交感神経を活性化し、リラックス状態に誘導します。鍼の刺激は、セロトニン、ドーパミン、エンドルフィンなどの神経伝達物質の放出を促進し、気分を改善し、疼痛を軽減します。

 

また、鍼治療は炎症反応を抑制する助けとなり、免疫系の調整に寄与します。自律神経失調症の患者はしばしば免疫機能の異常を示すことがあり、鍼治療は免疫系の適切な機能をサポートします。これにより、体内の炎症が軽減され、症状が改善されることがあります。

 

さらに、鍼治療は体内のホルモンバランスを調整する助けにもなります。ストレスホルモンであるコルチゾールの過剰分泌は、自律神経失調症の症状を悪化させることがあります。鍼治療はコルチゾールの正常な分泌を促進し、ストレス応答を緩和します。

 

鍼治療の効果は個人によって異なりますが、多くの患者が症状の改善を経験します。通常、鍼治療は数週間または数か月にわたり、定期的なセッションが必要です。治療の進行に合わせて、セッションの間隔は調整され、患者の状態に合わせてカスタマイズされます。

 

総括すると、自律神経失調症の鍼治療は、神経系、内分泌系、免疫系の多くの要因に影響を与え、体のバランスを取り戻すのに役立ちます。交感神経と副交感神経の調整、神経伝達物質の正常な放出、炎症の軽減、ホルモンバランスの調整など、さまざまなメカニズムが組み合わさって、患者の症状の改善をもたらすことがあります。ただし、鍼治療を受ける前に、医師と相談し、適切な治療法を選択することが重要です。

自律神経失調症でお悩みの方は鍼治療へ

2023-08-12

自律神経失調症の鍼灸治療は、身体のバランスを整え、神経系の調節機能を向上させるためのアプローチです。以下に、自律神経失調症の鍼灸治療の方法を詳しく説明します。

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、さまざまな症状を引き起こす状態です。鍼灸治療は、神経系の調節を目指して以下の手法が用いられます。

1.      鍼治療(しんちりょう): 鍼を特定のツボに刺激することで、神経の調節を促進します。交感神経と副交感神経のバランスを整え、症状の改善を図ります。特に、心拍数や血圧の調節に影響を与えるツボが重要です。

2.      灸治療(きゅうちりょう): 温熱効果を活用し、副交感神経の活性化をサポートします。ツボに温熱を加えることで、リラックス効果や血流改善が期待されます。

3.      呼吸法とリラクゼーション: 鍼灸師は、深い呼吸法やリラクゼーション法を指導し、神経系の調整をサポートします。適切な呼吸によって副交感神経を優位にし、リラクゼーションによってストレスを軽減します。

4.      食事と生活指導: 鍼灸治療の一環として、健康的な食事や生活習慣のアドバイスが行われます。栄養バランスを整え、規則正しい生活を送ることで、神経系の安定をサポートします。

5.      運動療法: 適度な運動は交感神経と副交感神経の調整に役立ちます。患者に合った運動プランを提案し、身体のバランスを整えることを目指します。

6.      ストレス管理: ストレスは自律神経に大きな影響を与えます。鍼灸治療では、ストレスを軽減する方法や心理的なサポートを提供し、神経系の調節を支援します。

鍼灸治療の効果は個人差がありますが、継続的な施術と専門家の指導によって症状の緩和が期待されます。ただし、自律神経失調症の治療は繊細であり、患者の状態に合わせたカスタマイズされたアプローチが重要です。医師との連携を保ちながら、安全性と効果を考慮した治療を受けることが大切です。治療の過程で自身の体の変化を注意深くモニタリングし、専門家と協力して健康なバランスを取り戻すことを目指しましょう。

自律神経失調症の原因は副腎!?

2019-10-10

なかなか疲れが取れない、寝たけど寝た感じがしないなどを年齢のせいにしていませんか?

実は副腎疲労が原因による自律神経失調症なのです。

副腎疲労…?自律神経失調症…?

副腎の機能が低下していくと、身体の疲労が強まる、慢性的に疲労がある、イライラや不安感がつのる、物事をマイナスに考える(ネガティブ)、うつ症状になるなど様々な症状が出てきます。こうして副腎疲労の症状を見ていくと自律神経失調症と症状が似てくることが分かります。自律神経失調症は原因不明の病気と今でも言われておりますが、原因は副腎にあるかもしれません。

 

ストレスに左右される

副腎の疲労度や機能低下はストレスの大きさによって左右されます。例えば、深刻な病気やケガ(有名人では名倉潤さんが深刻な病気によるうつ病を発症しておりました。これは副腎の機能低下が原因の1つだと思います。)、人間関係、いじめ、仕事への不満やプレッシャー、育児、介護、睡眠不足など様々なストレスによって多かれ少なかれ副腎に負担をかけています。つまり、こうしたストレスの積み重ねが副腎に疲労を蓄積させて、これといった原因の分からない身体の不調が出てきてしまうのです。

さらに現在はストレス社会へと時代が変わってきています。年齢や性別を問わず誰しもが副腎疲労や自律神経失調症に陥る可能性はあるのです。また、真面目な人、頑張り屋、努力家、完璧主義者、感情を上手に表現できない性格な人ほど気を付けなければいけません。

 

セロトニンは足りていますか?

セロトニンのことを称して幸せホルモンと呼ぶことがあります。セロトニンが分泌されることで、心の落ち着き、精神的の安定、物事をプラスに考えられる(ポジティブ)などが得られます。反対に何かしらの理由でセロトニンの分泌量が少なくなってしますと、不安感が強い、落ち着きがなくなる、物事をマイナスに考えるなどの精神状態になります。いわゆる抑うつ状態になります。

副腎疲労が酷い状態の方はセロトニンの分泌が減少してしまうので、副腎の疲労を取り除いていかなければなりません。副腎の機能が正常に働き始めることで自律神経も安定してセロトニンの分泌も正常になっていきます。

 

生活リズムをホルモンに合わせる

副腎疲労や自律神経失調症を改善する為には体内時計に則した生活リズムを送ることが大切です。体内時計に生活リズムを合わせるために2つのホルモンを紹介していきます。コルチゾールとメラトニンです。

メラトニンは分泌量が夕方から夜間にかけて高く、朝になると低くなります。コルチゾールは分泌量が朝から日中にかけては高く、夜間に低くなります。メラトニンは睡眠に重要なホルモンでコルチゾールはストレスから守る働きのある重要なホルモンです。生活リズムが乱れているとホルモンの働きが悪くなり副腎疲労や自律神経失調症が起きやすい環境になっていく、症状が酷くなるといったことが現れるので生活リズムはホルモン分泌に合わせて日常生活を送ってください。

 

 

千種区で鍼灸院をお探しなら名古屋市千種区覚王山の「ハリプラス鍼灸院」へ
<料金> 
一般鍼灸治療3500円 
特別鍼灸治療5500円 美容鍼3600円
住所:愛知県名古屋市千種区姫池通1-7 ラフォーレ姫池1階
電話番号:052-753-6666

自律神経失調症と鍼灸

2019-06-11

自律神経失調症とは・・・

名古屋市千種区覚王山駅の鍼灸院ハリプラス

自律神経失調症は交感神経と副交感神経のバランスが乱れることにより病名がつきます。自律神経の働きは敏感でちょっとしたストレスを感じるだけでバランスが乱れていきます。しかし最初は正常の働きに戻ろうとする身体の働きがあるため大きく体調を崩すことはないですが、長年ストレスを感じ続けると正常の働きに戻そうとする働きが弱くなり身体の体調が悪くなっていきます。

自律神経失調症は家事、子育て、仕事でのプレッシャー、人間関係などで精神的にストレスを感じることが多くなると症状が現れます。自律神経失調症は倦怠感、疲労が抜けない、内臓の調子が悪い、肩こりや腰痛などの症状が現れ、ひどくなってくると精神疾患のうつ病になる事もあります。

 

交感神経と副交感神経

自律神経には交感神経と副交感神経がありこの神経が原因で自律神経失調症になります。

「交感神経とは」

自律神経失調症のお話をするうえで大事になる神経が交感神経です。

交感神経がストレスなどにより高くなると睡眠障害、筋肉緊張が強くなる、血圧上昇、内臓の働きが低下、多汗などの症状が現れてきます。交感神経が何かしらのストレスにより高くなり続けていくと身体に悪影響を与えていきます。なので交感神経が高くなりにくくなるように鍼灸治療をしていかないといけないのです。

「副交感神経とは」

副交感神経はリラックスさせる神経なので基本的には高くなっても問題ありません。しかし自律神経失調症がひどい場合、常に副交感神経が高いままの人がいます。この状態の人は、私が見てきた限りうつ病傾向にあるので気をつけなければいけないです。うつ病傾向であれば早めに病院に行くことをおすすめ致します。鍼灸治療ではお薬と並行して治療を行うといいです。調子が良くなってこればお薬の量を減らしながら鍼灸治療で精神面の調整をしてくといいと思います。

 

原因は副腎疲労かも・・・

ストレスなどにより副腎の機能が低下すれば、心身の疲れが強くなる、疲労が抜けないなどの症状が出てきます。副腎の疲労度はストレスの大きさによって左右されます。例えば睡眠不足、仕事へのプレッシャー、人間関係、育児、家事、運動不足などの日常に潜むストレスの数々が副腎に負担をかけるのです。こうしたストレスの積み重ねが副腎に疲労を蓄積させてこれといった原因の分からない倦怠感や疲れ、精神症状につながってくるのです。

今の医療では、疲れやだるさを訴えても原因が分からずこれと言った治療は受けれないと思います。今まで説明してきた副腎疲労と自律神経失調症の症状が似ていると思いませんか。副腎の働きを良くすることにより自律神経失調症が良くなるかもしれません。

 

鍼灸治療

名古屋市千種区の五十肩でお悩みの方へおすすめの鍼治療

これまで自律神経失調症を多くみてきて、まずは皮膚や筋肉の感じを把握していくことが大事と感じております。自律神経の反応は身体の表面にでで来ることが多くそこに独自のアプローチしていきます。鍼灸治療は正しい身体の働きを取り戻すことが得意の分野でもあるので神経の働きを正常に整えていくことにより症状を改善していきます。

 

 

千種区で鍼灸院をお探しなら名古屋市千種区覚王山の「ハリプラス鍼灸院」へ
<料金> 
一般鍼灸治療3500円 
特別鍼灸治療5500円 美容鍼3600円
住所:愛知県名古屋市千種区姫池通1-7 ラフォーレ姫池1階
電話番号:052-753-6666

トップへ戻る

電話番号リンク 問い合わせバナー