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緑内障予防を鍼治療で!
緑内障に対してのツボ
緑内障の治療においてツボを利用するアプローチは、伝統的な東洋医学に基づくものであり、一部の研究では緑内障の症状の緩和に寄与する可能性が示唆されています。以下に、いくつかのツボを紹介しますが、注意が必要であり、専門家の指導のもとで行うことが重要です。
1. 足三里(ST-36):このツボは膝の下、脛骨の外側に位置し、消化器系や免疫系を調整するとされています。緑内障の症状を緩和する可能性がありますが、過度な刺激は避けるべきです。
2. 手三里(LI-4):手の親指と人差し指の骨の間に位置するツボで、痛みの軽減や免疫システムの調整に影響を与えるとされています。緑内障に関する研究は限られていますが、注意深く刺激することが重要です。
3. 頭頂(GV-20):頭のてっぺんに位置するツボで、神経系の調整に影響を及ぼすとされています。眼圧の調節に役立つ可能性がありますが、正しい刺激法を知るために専門家と相談することが必要です。
4. 神門(HT-7):手のひらの底、手首のくぼみの中に位置するツボで、鎮静効果があるとされています。ストレスや不眠の軽減に寄与し、緑内障の症状にも影響を及ぼす可能性があります。
これらのツボは一般的な情報ですが、個々の症状や体質によって効果が異なることがあります。また、ツボ刺激は誤った方法で行うと健康に悪影響を及ぼすことがあるため、必ず経験豊富な専門家の指導を受けながら行うことが重要です。医師との相談を通じて、適切な治療法を選択することをおすすめします。
緑内障でお悩みの方は鍼治療へ
鍼治療は、古代中国の伝統医療法であり、近年ではさまざまな疾患の緩和や改善にも活用されています。緑内障は、眼圧が高くなり、視神経が損傷を受ける病態で、失明のリスクを伴います。一部の研究では、鍼治療が緑内障の症状を緩和する可能性が示唆されています。
鍼治療は、特定の経絡(経絡はエネルギーの流れを示すとされる概念)に細い針を刺し、体内のエネルギーのバランスを整えることを目指すものです。緑内障の場合、鍼治療は眼圧の調節や循環の改善を促すことに焦点を当てて行われます。
一つの理論によれば、鍼治療によって筋肉の緊張が緩和され、血流が改善することで、眼圧の上昇を抑える助けとなる可能性があります。また、鍼が刺激を通じて自律神経を調整する作用があるとも言われており、これが視神経の保護や緑内障の進行を抑える効果につながるかもしれません。
しかしながら、緑内障の治療には薬物療法や手術が主流であり、鍼治療の効果に関する研究は限られています。鍼治療が緑内障の進行を完全に防ぐものではなく、他の治療法との併用が推奨されています。また、個々の症状や体質によって効果が異なる可能性があります。
緑内障の治療を考える際には、主治医と相談し、適切な治療法を選択することが重要です。鍼治療を検討する場合でも、医師の指導のもとで行うことが大切です。
緑内障と鍼灸治療
緑内障とは
何かしらの原因で眼と脳の間の視神経が障害され、視野や視力に異常が起き症状が現れます。
原因
眼の中の血液の代わりに房水といわれる液体が流れており、栄養などを運んでいます。
眼は房水の圧力によって球形が保たれておりこれを眼圧と言います。
房水は毛様体で作られ、85パーセントはシュレム管から15パーセントはぶどう膜強膜流出路を通って眼外に流出すると言われていますが、何らかの原因で房水の産生と排出がアンバランスになり眼圧が上昇します。
緑内障で起こる視神経の異常は高眼圧の圧力により視神経が萎縮されると推測されています。また、眼圧が正常でも視神経がその圧力に耐えられない場合に視神経に異常が出るとされています。
緑内障の症状
緑内障の症状には、急性緑内障発作と言われるほど急激に眼圧が上昇し、眼痛や頭痛、吐き気などの激しい症状を起こすものと、ほとんど症状がないまま病気が進行するもの(慢性緑内障)があります。急性緑内障では、発症後時間が経つほど治りにくいので、迅速に眼圧を下げる治療を行わないといけません。慢性緑内障では、痛みや充血などの症状はほとんどないまま症状が進行し、視力低下も病気がかなり進行しないと現れません。慢性緑内障は自覚症状があまりない為、治療の開始が遅れることが多いです。
緑内障の3タイプ
1.原発開放隅角緑内障
眼圧上昇の原因は線維柱帯かシュレム管の間の抵抗が異常に高くなり、房水の流出が妨げられる為となっております。初期症状は自覚症状がないことが多いが、頭痛や肩こりの慢性症状を訴える人に起きていることもあります。慢性に進行し治療をしないで放置していると視野欠損、視力低下を自覚していきます。長い時間放置していると失明するので気を付けてください。
2.正常眼圧緑内障
眼圧が正常範囲である以外は原発開放隅角緑内障と同じタイプの緑内障です。現在日本で最も多いタイプの緑内障で、40歳以上の約3.6%にみられると推測されております。
3.原発閉塞隅角緑内障
隅角が閉塞して線維柱帯を塞ぎ房水の流れを妨げ、眼圧が上昇する緑内障です。急性に起こると緑内障発作が起こり頭痛、眼痛、充血などを訴えます。もともと隅角が狭いことが多く、うつむき、暗い場所、気温などが誘因になります。
鍼灸治療の効果
緑内障では房水の産生と排出が正常に働かないことで症状が現れるため、ここを改善していかなくてはいけません。鍼灸治療では目の周りの血流を良くしていくことにより房水の排出を助け眼圧を下げる働きを良くしていき改善していきます。目の中の環境が良くない為、すぐに改善することはありません。時間をかけて目の中の環境を良くすることにより視野欠損や視力低下を予防できるので根気よく鍼灸治療を行ってください。放置すると失明になる可能性があるので早めに治療を行いましょう。
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