ドライアイでお悩みの方におすすめの鍼治療
<ドライアイはなぜ起きる>
- 涙腺から分泌される涙の分泌がシェーグレン症候群などで涙腺の萎縮や破壊で機能が低下した場合
- マイボーム腺機能不全で表面油層の形成がうまく行かなくなり涙の蒸発量が増えた場合
- デスクワーク作業、スマホの見過ぎなどで瞼を閉じ事が少なくなり涙の蒸発が促進された場合
<乾燥感とは>
パソコンやスマホの普及に伴い画面の見ている時に瞼を閉じる事が通常の約1/4に減った為、涙の蒸発が加速し眼の表面が乾きやすくなりました。またエアコンにより室内の空気が乾燥し乾燥を助長しています。
<鍼灸治療の効果>
首肩の凝りや目の周りの血流改善することのより水分代謝の改善をはかり症状が改善していきます。
飛蚊症でお悩みの方におすすめの鍼治療
<飛蚊症とは>
明るい所で白い壁などを見たとき、目の前に虫や糸くずが飛んで見えることがあります。
このような症状を飛蚊症と言います。
<正体は>
眼の中には硝子体と言われる透明なゼリー状の物質が詰まった部分あります。硝子体が何らかの原因により濁りが生じると光が眼の中に入った時、濁りが影として映ります。
<原因>
50歳未満の多くはゼリー状の硝子体が液体化します。液体化した部分は線維状の混濁物が浮遊してくる為です。
50歳過ぎる多くは硝子体の液体化や容積の減少により硝子体後面が網膜から剥がれます。この時に飛蚊症を自覚する人が多いです。
<鍼治療の効果>
血流を良くし眼房水の働きを高めて行くことにより加齢とともに液体化する硝子体の進行を遅らせ症状が出にくい環境を作っていき症状を緩和していきます。
白内障でお悩みの方におすすめの鍼治療
<白内障とは>
正常な水晶体は透明で光を良く通します。様々な原因で水晶体の蛋白が変性し濁ってくることで白内障となります。水晶体が濁ると光がうまく通せなくなり光が乱反射して網膜に鮮明な映像が映せなくなり視力低下、かすみ、まぶしさなどの視力障害が起きます。
<白内障で失明します>
白内障は人間の眼の中の水晶体の老化現象ですが、水晶体の寿命は個人差があり65~70年ぐらいです。なので誰しも高齢者になれば必ず白内障にかかります。白内障は眼科の手術で治りますが、世界では白内障が失明の圧倒的第一位の原因です。さらに白内障をほかっておくと水晶体が年々大きくなるために、眼の中の水が流れる隅角という隙間が狭くなります。水の流れが悪くなることで眼圧が上がり緑内障になります。緑内障は白内障と非常に関係が深いです。白内障をほかっておくと緑内障を引き起こすので、白内障の治療は早めに行った方がいいです。
<分類>
白内障は先天性と後天性のものがあります。
先天性は、風疹による子宮内感染、ダウン症候群、ターナー症候群などです。
後天性は、老人性、外傷性、内分泌異常性、薬物性などです。
<鍼灸治療の効果>
眼房水が水晶体に栄養を送っています。眼房水の流れを良くしていくことによりうまく栄養が水晶体に送られ環境が整っていきます。鍼灸治療では目の周りの血流を増加して眼房水が水晶体をうまく栄養できるような環境を作っていき症状の進行を遅らせていきます。
緑内障でお悩みの方におすすめの鍼治療
<緑内障とは>
何かしらの原因で眼と脳の間の視神経が障害され、視野や視力に異常が起き症状が現れます。
<原因>
眼の中の血液の代わりに房水といわれる液体が流れており、栄養などを運んでいます。
眼は房水の圧力によって球形が保たれておりこれを眼圧と言います。
房水は毛様体で作られ、85パーセントはシュレム管から15パーセントはぶどう膜強膜流出路を通って眼外に流出すると言われていますが、何らかの原因で房水の産生と排出がアンバランスになり眼圧が上昇します。
緑内障で起こる視神経の異常は高眼圧の圧力により視神経が萎縮されると推測されています。また、眼圧が正常でも視神経がその圧力に耐えられない場合に視神経に異常が出るとされています。
<鍼灸治療の効果>
緑内障では房水の産生と排出が正常に働かないことで症状が現れるため、ここを改善していかなくてはいけません。鍼灸治療では目の周りの血流を良くしていくことにより房水の排出を助け眼圧を下げる働きを良くしていき改善していきます。
放置すると失明になる可能性があるので早めに治療を行いましょう。
眼圧上昇でお悩みの方におすすめの鍼治療
<眼圧上昇とは>
房水の産生増加か流出減少によって起こりますが、流出障害によるものが多いとされています。眼圧上昇により眼痛、頭痛、充血などをきたすことがありますが、かなり眼圧が高くならない限り症状は出にくいです。
<眼圧上昇を起こす疾患>
原発緑内障、続発緑内障、ポスナーシュロスマン症候群、シュワルツ症候群、ステロイド緑内障など
<鍼灸治療の効果>
房水の働きが悪く流出障害となり症状が現れるので、鍼灸治療では目の周りの血流を良くしていき正常に房水を流出できるように手助けしていき症状を緩和していきます。
眼瞼痙攣でお悩みの方におすすめの鍼治療
<眼瞼痙攣とは>
まぶたの不随意な痙攣のことです。
<眼瞼痙攣を起こす疾患>
線維束攣縮
→自発的収縮により下眼瞼に多く起こります。疲労や精神的緊張で増悪します。
本態性眼瞼痙攣
→中高年女性に多く、両側性で慢性に進行し自然治癒はほとんどありません。
→原因は大脳基底核の障害と考えられています。
片側性顔面痙攣
→顔面神経支配の表情筋の痙攣で、まばたきが増え、羞明感や乾燥感を伴います。
→頭蓋内顔面神経根の動脈による圧迫が原因です。
眼瞼ミオキミア
→顔面神経の機能亢進で起こります。
<鍼灸治療の効果>
様々な原因により神経が障害され症状が起こります。神経の働きを正常に戻していくように鍼灸治療を行い改善させていきます
複視でお悩みの方におすすめの鍼治療
<複視とは>
目の筋肉(外眼筋)が障害されることにより物が二重に見えるなどの障害が現れることを言います。
<複視を起こす疾患>
- 脳内の動脈瘤や梗塞など
- 動眼神経麻痺などの外眼筋を支配する神経の異常
- 神経と筋肉の接合部に異常がある(筋無力症など)
- 外眼筋に異常がある(バセドウ病など)
- 眼窩底骨折や眼窩腫瘍など
<鍼灸治療の効果>
外眼筋の支配する神経が異常に働くものに対して鍼灸治療を行います。
目の周りに鍼をすることにより血液の巡りが良くなり異常が出ている神経が正しく戻ろうとする事で症状が改善していきます。
変視でお悩みの方におすすめの鍼治療
<変視とは>
実際の形とは異なる形として物が見えること(まっすぐの物が曲がって見える、物が歪んで見えるなど)を言います。物が小さく見えたり、大きく見えたりする事も変視の一種です。
<原因>
網膜の下に液体が溜まったり、出血が起きたりすることにより物が歪んで見えたりします。
網膜の視細胞は規則正しく並んでいて、その1つ1つが光を感じています。この視細胞の配列が浮腫、瘢痕、牽引などの為、不規則になると正常とは違う形で視細胞が刺激を受け変視が生じます。
<鍼灸治療の効果>
網膜の部分で問題が起きているので、鍼で目の周りを刺激し網膜に対して血流量を増加して行く事により浮腫などが改善し症状を緩和していきます。
眼瞼下垂でお悩みの方におすすめの鍼治療
<眼瞼下垂とは>
上瞼が運動不全で正常な位置より下がっている症状のことを言います。
<瞼を引き上げる仕組み>
上瞼を引き上げる為には、瞼板を引き上げる眼瞼挙筋が正常に機能している事が大事になってきます。眼瞼挙筋を支配している神経が障害されることにより眼瞼下垂が起こります。
<眼瞼下垂を起こす疾患>
・先天性眼瞼下垂
→眼瞼下垂以外には異常がないタイプです。
→筋力低下が主な原因で手術が必要です。
・コンタクトレンズ眼瞼下垂
→コンタクトレンズを長期使用することにより起きます。
・老人性眼瞼下垂
・ホルネル症候群
→交感神経の異常により起きます
・重症筋無力症
→神経筋接合部の異常により起こります。
<鍼灸治療の効果>
鍼灸治療では障害されている筋肉(眼瞼挙筋、瞼板筋)を刺激することにより筋肉の支配神経を正常に働かせるように促していきます。神経がしっかりと働いてくれれば上瞼が引き上がってきます。
夜盲症でお悩みの方におすすめの鍼治療
<夜盲症とは>
暗くなると物が見えにくくなる症状です。目には明るい所と暗い所を見るために視細胞にある錐体と杆体の働きが必要となってきます。
暗い所を見るためには杆体の働きが必要になるのですが、杆体の機能が障害されることにより暗順応障害が起き夜盲症となります。
<鍼灸治療の効果>
鍼灸治療では目の周りの血流を良くしていくことにより目の中の環境が良くなり症状が改善していきます。