難聴と耳鳴りの関係性
耳鳴りで悩む人のうち、9割以上に難聴があるとされています。耳鳴りと難聴の間には、非常に密接な関係があります。難聴とは、人の話し声や物音が聞こえなくなった状態です。難聴の起こる原因は幅広くありますが、大きく分けると2つあります。
1.伝音性難聴→音の振動を伝える外耳・中耳に障害があって起こる。
伝音性難聴は音が上手く伝わらないために起こる難聴です。音の振動を伝える経路のどこかに障害が生じて起こります。たとえば、外耳道に耳垢が溜まり過ぎるとそれによって音の伝わりが悪くなり難聴が生じます。この時、溜まった耳垢によって耳鳴りが生じることもあります。また中耳炎などでも聞こえが悪くなると共に耳鳴りが生じることがあります。こうした伝音性難聴において生じる耳鳴り・難聴はその原因を突き止め、適切な治療をすれば聞こえが良くなり症状も改善されていきます。
伝音性難聴によって起こる耳鳴り・難聴は原因が明らかなものが多いと言えます。
2.感音性難聴→音を感じる内耳や聴神経、脳の異常などによって起こる。
感応性難聴は音をうまく感じれないために起こる難聴です。音を感じる内耳の蝸牛や聴神経などに問題が生じ聞こえが悪くなるのです。内耳などに問題があって聞こえが悪くなると多くの場合、耳鳴りも併せて生じます。この感音性難聴によって生じる耳鳴りや難聴が原因不明とされてきた耳鳴りや難聴に該当いたします。
加齢による難聴
代表的な感音性難聴の1つである老人性(加齢性)難聴について話していきます。
老人性難聴は年になるにつれて起こる難聴です。これは、音を電気信号に変換している蝸牛の加齢による変化が原因で起こります。蝸牛の有毛細胞は、生まれたときから徐々に減少し始めます。有毛細胞は再生しない細胞ですから歳を重ねるにつれてその数は少なくなります。また、蝸牛の神経や血管でも加齢による変化が起こります。このような蝸牛の様々な老化現象により、音が次第に聞こえにくくなっていきます。老人性難聴は、一般的には50代から始まると言われております。しかし個人差が大きく40代から始ますこともあります。遺伝的な要素や生活環境などによって始まる年齢は大きく変わっていきます。
難聴と鍼灸治療
原因不明で起きているものもありますが、大体は神経障害や循環障害で起きていることが多いと思っております。この2つの障害が原因であれば鍼灸治療は有効だと思います。鍼灸治療は神経障害や循環障害の障害がある部位に対して効果を現します。神経障害であれば、神経の働きを正しくする働きがあり、循環障害では血流の悪い所を良くする働きがあります。難聴はすぐには良くなることはありません!!!根気よく通っていただく必要があります。
鍼灸治療では耳の血流を良くしていくように行っていきます。そのためには首や肩といった場所も関係してくるのでそこの緊張度合いも診て耳に関係するツボを刺激しながら症状を改善させていきます。
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