腰痛は原因不明

最新の現代医学でもなぜ慢性腰痛が起こるのかは分かっていませんが症状を緩和や改善に導くことは可能です。腰痛は姿勢による筋緊張の亢進、整形外科疾患(ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、すべり症など)で症状が出てきます。すぐに緩和する腰痛もあれば、改善までに長い時間かかる腰痛もあります。腰痛の症状が出てきたときに早めに治療を行うと症状が悪化せずに日常生活を送れると思うので早めの治療をおすすめ致します。

腰痛から酷くなる病気

腰痛から酷くなる整形外科疾患は様々あります。腰に負担がかかることで腰痛の症状が出てくるということは腰椎にも相当負担がかかりヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、すべり症などの病気を引き起こします。ヘルニアの場合だと最悪取ってしまえばいいのですが、すべり症や腰部脊柱管狭窄症の場合だとヘルニアと違って取ってしまえばいいとはなりません。腰痛が変形してしまえば元には戻せません。腰部脊柱管狭窄症やすべり症の患者様を数多くみてきましたが皆様、腰痛があるときにもっと治療をして腰の負担を減らしとけばこんな辛い思いをしてなかったのかもしれないと言います。患者様の言っていることは正しく腰の負担を減らし腰椎の前弯を軽減しなければ、腰部脊柱管狭窄症やすべり症が若い頃に出てくる可能性が高くなります。慢性腰痛を軽くみていると酷いことになる可能性があるのでしっかり予防しましょう。

腰痛には股関節の柔軟性が大切!!!

慢性腰痛の症状を訴える方の大半が股関節の柔軟性がないです。股関節と言っていますが厳密には腰部と大腿部の筋肉の柔軟性が著しく低下しているが、正しい表現になると思います。腰部や大腿部の筋肉は腰椎前弯にとても関係する筋肉であり柔軟性を高めなければ腰痛はぶり返します。腰椎前弯が酷くならないよう腰部や大腿部のストレッチをしっかり行いましょう。

股関節のストレッチ

  • 大腿四頭筋

肢位:長座位

方法:長座位から伸展側の膝関節を屈曲する。徐々に体幹を伸展し、非伸展側の股関節を屈曲して大腿四頭筋を伸長する。

  • ハムストリングス

肢位:背臥位

方法:伸張側の股関節、膝関節を屈曲させ、大腿の両側を手で抱える。その姿勢を保ちつつ、伸展側の膝関節を伸展させる。